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「映画を楽しむ会」活動報告-48
たった4日間に生涯の恋を見つけた中年男女
-「マディソン郡の橋」を鑑賞 - |
本日の参加者の皆さん |
・日 時:2021年6月1日(火)
10:00a.m.〜12:15
・作 品:1995/アメリカ/カラー/135分
・会 場:こうのすシネマ
・参加者:9名
■ あらすじ 1989年の冬、母の葬儀のために集まった長男と妹が、彼女の遺書とノートを読み始める場面からストーリーがはじまる。「火葬にしてローズマン橋から灰を撒いてほしい」というもので、平凡だと思われていた母親の秘められた恋を知ることになる。
1965年の秋。小さな農場の主婦フランチェスカ(メリル・ストリープ)は、結婚15年目で単調な日々を送っていた。ある日、夫と二人の子供たちが子牛の品評会のため隣州へ出かけ、彼女は4日間、一人きりで過ごすこととなる。
そこへ一人の男性が現れ、道を尋ねる。彼は屋根付きの橋ローズマン橋を撮りにやってきたプロのカメラマン、ロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)であった。彼の魅力に惹かれたフランチェスカは、彼を夕食に招待する。そこから距離が縮まり、二人はデートの末、許されないと知りつつ恋に落ち、そのまま結ばれる。最後の夜、「一緒に来てくれ」と誘うロバートに、フランチェスカは荷物をまとめるが、家族を思うその表情を見たロバートは、一人で去っていった。
1979年、リチャードが死去。何年か後に、ロバートの弁護士から遺品が届く。そこには、手紙やフランチェスカが彼に手渡したネックレスとともに『永遠の4日間』という写真集が入っていた。
フランチェスカのノートには、「人生の全てを家族に捧げた。せめて残りの身は彼に捧げたい」という遺志が記されていた。兄妹はようやくその遺志を理解する。後日、2人の手によって、彼女の遺灰は、ロバートの遺灰と同様、ローズマン橋の上から撒かれた。
(ウィキペディアから抜粋) |
エレベーター昇降口にも広告 |
午前10時の映画祭の紹介コーナー |
迫力のある大型ポスター |
● 出席者の皆さんの感想
(1) 古荘元信さん(専攻5期、北本市下石戸)
この映画は、私は初めて観ました。「知らぬは亭主ばかりなり」ということですね。四日間の留守中に行きずりの男に妻を奪われちゃかないませんよね。結局、駆け落ちまでには行かないところが味噌なのでしょうか。
母親の遺した手紙を読んで、息子も娘も最後は母親の気持ちが通じ、橋の上から遺灰を撒くシーンが印象的で、流れてくる音楽も心地よく感じました。
(2) 大島かよ子さん(専攻2期・北本市本宿)
「マディソン郡の橋」上映時間は135分。時間を忘れるぐらいの名作でした。特に農場主の妻、フランチェスカの役を演じたメリル・ストリープは、顔の表情といい、揺れ動く気持ちを表現しているところの演技は、素晴らしかったです。アメリカ
アイオワ州マディソン郡で、たった4日間に生涯の恋を見つけた中年男女のラブストーリー。映像も展開も、音楽もゆっくりと流れ、スクリーンに引き込まれました。
(3) 石黒廣行さん(専攻3期・北本市本町)
あらすじは、屋根付きのローズマン橋を介して、写真家とアイオワ州マディソン郡の小さな農場の主婦が、家族が留守にしていた4日間の恋の話でした。静かな農村地帯で普通に生活していた人が、何かのきっかけで起こった物語です。
映画が始まった時、主役の2人は既に亡くなり、長男と妹が回想していくというストーリーでした。最初は母親の行動に反発して二人も、最後は母の生き方に理解出来たという結末でした。自分に置き換えてみると、憧れはあってもとても無理な夢物語と感じました。
この映画で大変興味があったのは、「車」と「カメラ」です。
映画に出ていた車は記憶に無いくらい古い型で、今のキューバにも走っていない昔の車でした。車のフロントにGMのマークがあり、この車が今日のシボレーに引き継がれていることを感じました。それからの車の変化には驚いています。
もう一つが「カメラ」で、ロバートが橋を撮っていたカメラが日本の「ニコンカメラ」で、ライカと並び世界で賞賛されていた「ニコンF」でした。大学入学の祝いで、父から貰ったものと同じだったので、感無量でした。
(報告・写真:熊谷康夫) |
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