映画を…「イージー★ライダー」鑑賞

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「映画を楽しむ会」 活動報告-49
オートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いた作品

-  イージー★ライダー鑑賞  -

本日の参加者の皆さん

・日時:2021年7月7日(水)10:00〜11:40 a.m.
・作品:1969/アメリカ/カラー/95分
・出演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、
    ジャック・ニコルソン
・会場:こうのすシネマ
・参加者:7名+1名(前もって鑑賞

■ あらすじ :
 反体制的な若者2人がマリファナ密売で儲けた大金を持って、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたもの。特にステッペンウルフによる主題歌「ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)」が高い知名度を誇る。
 メキシコからロサンゼルスへのコカインの密輸で大金を得たワイアット(ニックネームはキャプテン・アメリカ)とビリーは、大金を改造されたハーレーダビッドソンのタンク内に隠し、カリフォルニアから謝肉祭の行われるルイジアナ州ニューオーリンズを目指して旅に出る。
 カトリック信者の農夫の家でランチをご馳走になったり、ヒッチハイクをしていたヒッピーを拾って彼らのコミューンへ立ち寄ったりと、気ままな旅を続ける二人。しかし旅の途中、無許可で祭りのパレードに参加したことを咎められ、留置場に入れられる。そこで二人は若い弁護士ハンセンと出会い、意気投合する。そして、ハンセンの口利きで釈放された二人は、ハンセンと共にニューオーリンズに向けての旅を続ける。しかし「自由」を体現する彼らは行く先々で沿道の人々の思わぬ拒絶に遭い、ついには殺伐としたアメリカの現実に直面する。   
                      (ウィキペディアより抜粋)
  謝肉祭を見物し終えて街を出た二人は、オートバイで走っている所を後ろから銃撃されて死亡してしまう、あっけない幕切れであった。自由に開放されようとする若者が、人類の自由をコントロールしているリーダーに目を付けられ、抹殺されるというアメリカの現実を「ありのまま」表現した作品であった。

● 出席者の皆さんの感想
(1)  樋口 欽也さん(専攻3期、北本市宮内)
 「午前10時の映画祭」で50年ぶりに「イージー・ライダー」を観る。当時はよくわからなかったが、この50年間に後追いで知識が増したのか少しは理解できたか?1969年公開、ベトナム戦争中で、公民権運動、ヒッピー、マリファナ、長髪などが流行した時代。反体制の二人がハーレーダビッドソンで疾走し、ロサンゼルスから南部のニューオーリンズへ向かうロードムービー。宿泊拒否、不法逮捕、闇討ち、そして最後は・・・。現在のブラック・ライブズ・マター「BLM」に通じる映画であった。(6/30【水】先行して鑑賞)

(2)  古荘 元信(フルショウ)さん(専攻5期、北本市下石戸)
 午前10時の映画祭の解説には、この作品について「1969年に公開され、カンヌ国際映画祭初監督作品賞を受賞、全世界でヒット、映画史に革命を起こした」とあるが、私には正直のところよく分からなかった。年表を見ると1969年は全米にベトナム反戦運動広がるとあるので、ベトナム戦争が色濃く影を落としていたアメリカ社会の退廃的で殺伐とした現実を描いた作品といえるのであろうか?いとも簡単に人殺しをする最後のシーンには、驚かされた。
 主人公と相棒のビリーがハーレーダビッドソンに跨り横断するのは、かつて西部劇の舞台となった大平原、その映像は十分に楽しめた。
            (報告・写真:熊谷康夫)


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