鴻巣歴史 馬室の郷 訪問

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神々の住む「馬室の郷」を訪ねる

滝馬室氷川神社

   神々の住む「馬室(まむろ)の郷」を訪ねる企画に24名の方が参加した。当日は秋晴れで空気も澄んで、頂上に雪をかぶった富士山が迎えてくれた。出発地 滝馬室の氷川神社に北本駅、鴻巣駅から参加者が集合し出発式(信末企画部長の挨拶、鴻巣ガイド会 熊谷会長から歓迎挨拶・行程の説明)があり、1班(一般コース)・2班と3班は(フルコース)に分かれ皆さん興味津々、ガイドさんの巧みな説明で元気に歩き始めた。
 この地は荒川の(山を背に)左岸に広がる農村、馬室。大宮台地の北西端に位置し、西側には荒川が望まれる地域で、早くから人間の生活が営まれ、数多の伝説や伝統の祭りが大切に継承され、縄文・古墳時代の重要な遺跡も多く発見されたと知った。約400年前までは滝馬室と原馬室は一つの村で馬室郷と称されていたそうだ。個人的には、毎年花火やポピー畑を見に来ている地域で、いやに寺社仏閣が多いなと感じていが、今回参加しその謎が解けた。観音堂での「原馬室の獅子舞」の笛の実演は、故郷での獅子舞を思い出した。旧瀧本院の個人宅(千葉宅)に残る文書や扁額・版木等の遺物を見せて頂き往時を偲ぶことができた。

 鴻巣ガイド会 熊谷会長からご要望があり、今回参加された皆さんに印象に残った場所ベスト3、「馬室の郷」の感想をアンケートでお願いして15名の皆さんから回答を頂いた。その結果一位は、観音堂の解説と笛の実演がトップで、僅差で瀧本院跡(千葉宅)の古文書と常勝寺(含加藤政之助墓)が続いた。次にいくつかを紹介します。
 
 《 投稿の感想文 》
・専(木)1/ 野口さん : 大宮台地を実感できた。そして台地の(端)と荒川との境界地に神社仏閣をはじめ住居が建てられ人々が生活していたことが理解できた。
・19期/ 小川さん : 馬室の郷をボランテイアの方々の見識の深い説明をお聞きしながら歩き、今も大切に護られている社寺を拝観して土地も人の心も豊かな馬室の郷を感じた。
・専(木)5/ 讃岐さん : 地元に住んで久しいが、沢山の伝説や伝統の祭りが継承されているとは知らなかった。千葉宅に残る資料を拝見することができて良かった。
・19期/ 嶋田さん : 鴻巣ガイド会の組織力をはじめ各地区・地域で馬室の郷を大切に保存、そしてこれまでの伝統を守る力強さを感じた。

 本欄に、掲載できなかった感想は申し訳ありません。鴻巣ガイド会には、皆さんから頂いた全数を別紙にまとめて伝えました。約8キロ 強の道のりだったが、皆さん多いに見聞を広められ有意義な一日を過ごしたかと思う。事故なく終えることができ、幹事一同 感謝します。
 (報告:花形 俊男、写真 :信末 善男 石黒 廣行)

歓迎挨拶


観音堂(祭り笛吹く古老)

渋沢栄一書 90歳

滝馬室氷川神社


馬室埴輪窯跡

瀧本院跡地の千葉家あり古文書の説明


富士山眺望

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