映画を…「ショーシャンクの空に」鑑賞

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生きる希望を持って!−「ショーシャンクの空に」


本日の参加者の皆さん、同時上映中の
「男はつらいよ:お帰りなさい 寅さん」
PRコーナーにて

・ 日 時:2020(R2)年1月7日(火) 
           10:00a.m.〜1:30p.m.
・ 作 品:1994年/アメリカ/カラー/142分
・ 会 場:こうのすシネマ
・ 参加者:8名 
・ 昼 食:エルミショッピングモール・
                  フードコート

 上映時間2時間22分が短く感じられた、奇跡と感動のヒューマン・ドラマであった。
妻とプロゴルファーの愛人とを射殺した罪で、終身刑を言い渡された銀行家アンディ(ティム・ロビンス)は、ショーシャンクの刑務所に収監される。
 一生刑務所で過ごさなければならない人たちの思いや行動が、痛いほど全編に繰り広げられる。古参と新入りの間の駆引きは、絶妙であり過酷であった。そんな中、アンディは同じ終身刑の黒人 ” 配達屋 ”レッド(モーガン・フリーマン)と知り合う。
 所長の絶対的権力の下、日々暴力沙汰が絶えない。そんな環境の中で、アンディは銀行家としての資質が認められ、身を救うことになる。” 大事なお金のやり取り ”に精通しているアンディは、財産管理や節税対策を進言して次第に所長や刑務官長の信頼を得ていく。
 しかし、自らの無実を証明する証人を殺されたことにより、自分の思いを” 脱走 “という形で生きる挑戦を試みる。
 アンディは趣味の鉱物の知識が力となり、石を砕く小さなハンマーで20数年かけて抜け穴を完成させる。生きる希望を持って深夜、雷鳴がとどろく嵐の中を脱走し、新天地を求めて行く。
 メキシコの海辺で、アンディを訪ねて来たレッドと再会するラストシーンは、生きる希望を持った二人の前途を祝福しているようであった。

エルミSMフードコートで昼食、
まずは生ビールを呑んでから!


皿うどん、長崎ちゃんぽんなど、
各自のお好み料理を



川幅うどんとコロッケ
* 出席者からの感想
(1)  武井 章 さん (専科 3期) 
 監獄に収監された犯罪者の人生模様の深い構成と生き様、友情が良く表現されていたと思う。アメリカ映画なのに、日本にも共通の問題提起であった。犯罪者が釈放され、社会へ出て再就職するのがいかに難しいか、このため再犯が繰り返され人間性が失われて行き、生存放棄に至る意味が国家レベルで提起されていたと思う。
 「すきま風」を歌った歌手で俳優の杉 良太郎さんは、法務省矯正監を兼務し、何年か前に教育の実態をTVで紹介していたが、再犯者の社会復帰の対策が必要だと痛感した。 
                      
(2)  石黒 廣行 さん (専攻 3期) :
 今回の映画は初めて聞く名前であったが、大変面白い作品だった。無罪の終身刑の主人公が、監視の厳しい牢獄を脱出して自由になるというストリーである。その脱出する方法が、映画「大脱走」のスティーブマックイーンが脱走用の穴を掘り、その残土を中庭での散歩中にズボンの裾から落していたが、本作品も同じであった。
 終身刑となっていた別の囚人が、40年以上刑務所にいて急に出所となりシャバ(自由な社会)に出たが、生きる希望を失って、自分を見失い自殺したシーンは強烈であった。
 この映画の主人公は多額の金も手に入れ、まんまと脱出に成功したシーンが最後であったが、年末から世界を騒がしている元日産社長カルロス・ゴーンのニュースを思い出した。将来、カルロス・ゴーンの日本脱出劇が、映画になるかも知れないと思った。  
                        (報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫) 
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