「高尾の森」での笹刈り

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北本自然観察公園「高尾の森」での笹刈り

本日の参加者の皆さん

・ 日 時:
  2018(H30)年3月16日(金) 9:20〜12:00
・ 場 所:
  埼玉県自然学習センター:北本自然観察公園
・ 参加者: 9 名

 いまにも雨が降ってきそうな空模様の日であった。
 センター会議室で前回の自然観察会の模様を振り返った後、本日の作業の説明があった。今回の作業は、雑木林(高尾の森)での笹刈りと落ち葉かきである。「雑木林」とは、クヌギやコナラの広葉樹からなる森林であり、全く人の入らない手つかずの森林は、「原生林」ということを学んだ。
 本日の刈り取りを行う笹の問題点は、林床を覆ってしまい芽生えの木や草に日光が当たらなくなってしまうことである。従って、作業の目的は、草や花に日光が当たるようにすることである。これにより保全する植物はキンラン、ギンラン、シュンラン、リンドウ、センブリなどである。
 道具は、鎌とハサミとノコギリで、これらを使って笹と背丈の低い樹木を刈りとる。安全な作業を心掛けて出発した。
 「高尾の森」の中に入り、小高い山の斜面で笹刈りと低木を刈り取っていった。作業を始めると、直ぐうっすらと汗をかいてきた。もくもくと作業を進め、大きな袋に刈り取った笹や木を入れていく。4〜5袋はあった。
 作業をしていると、シュンランがそこここに花を咲かせていた。この保護のため、落ち葉かきは中止することになった。指定された地域がきれいになったところで、作業は終了した。天気は何とかもってくれた。
 帰り道は、いつものように自然観察会となった。「アオキ」に雄花と雌花があることを知った。そこここに、ツクシが顔を出していた。水辺では、ニホンアカガエルの卵塊があった。1つの卵塊の中には500〜2000のタマゴあるが、生き残るのはその内2〜3匹とのことに吃驚した。
 自然学習センターに帰りつくと、空からポツポツと雨が落ちてきた。
      (報告:岩佐正二、写真:熊谷康夫)

高尾の森」の作業場に向かう


笹がり開始


きれいになってくる


休憩風景


作業風景


倒木を片付ける


シュンラン


ジャノヒゲ


ヤブコウジ

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