「オオブタクサ」の除去

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「オオブタクサ」の除去
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 環境ボランティア −(2)  北本自然観察公園

 重点対策外来種「オオブタクサ」の除去
  〜 彩央会マンパワーの威力を発揮! 〜

彩央会マンパワーの威力を発揮した皆さん
 ・ 日時:2017(H29)年6月22日(木)
 ・ 場所;北本自然観察公園
 ・ 参加者:13名(その他:園内職員4名)
 
 前日の大雨で実施が危ぶまれていたが、当日は曇天で暑からず、時折、涼しい風が吹き抜け、最高の草取り日和?だった。
 9時20分から10分程度、早乙女指導員より本日の作業の概要を聞く。
 作業の目的は、外来種「オオブタクサ(キク科)」を抜き取ることにより、ススキやオギ等、草原の草花に太陽を浴びせ、生育を向上させることにある。
 
●ちなみに「オオブタクサ」とは?
 ・北アメリカ原産の一年草
 ・アメリカでは、大豆畑の雑草
 ・輸入穀物などに混入して侵入した
 ・秋には3m以上に生育
 ・秋の花粉症の原因植物
 ・葉の形がクワに似ているので別名クワモドキ
 ・重点対策外来種(環境省:我が国の生態系等に被害を及ぼす恐れのある外来種リスト)
 
●この時期の園内の生き物は?
 ・植物 ノジスミレ、カントウタンポポ、シロバナタンポポ、タケカンバ等
 ・動物 クツワムシ、二ホンアカガエル、ショウリョウバッタ、キジ、
     マムシ、スズメバチ等

 
 予備知識を頭に入れて現場に直行。案内された場所は、自然学習センター裏手の台地の上の草原で、以前に彩央会の環境ボラティアで数回お手伝いしたところ。オオブタクサの生育状態は奥に行くほど背丈が高いが、雨上がりのおかげで意外と抜き取りは容易だった。作業は休憩時間を二度はさみ、昼ちょっと前に無事終了。見渡す限りオオブタクサであったが、2時間余で全域の駆除ができた。これぞ彩央会マンパワーの威力、と思った。

 作業中、知らぬ間に「オヤブジラミ」(これは植物です)に取りつかれた。(写真参照)作業着や手袋にくいこんだ「実」は簡単に取れず、除去に悪戦苦闘。
 休憩時間には「ヒメコウゾ」の赤い実を食たり、大きさが7gほどという「カヤネズミ」の巣を発見。また、街中でこの時期には見ることができないトンボの乱舞等を見て、自然を肌で感じることができた。         

       (報告:奈良 武、写真:熊谷康夫)

本日の作業について説明を受ける

これがオオブタクサです

作業開始

三班に分かれて作業


全部オオブタクサです


休憩風景


オヤブジラミの実がくっつく

 
こんなにきれいになりました


カヤネズミの巣

 
ヒメコウゾの赤い実を食べる
 
もうひと働きです
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