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クラブ活動報告「映画を楽しむ会」−29
正義とは何か?−『プラトーン』 小隊 |
本日の参加者の皆さん
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日 時:2018(H30)年9月15日(土)
10:00a.m.〜1:30p.m.
・ 会 場:こうのすシネマ
(エルミこうのすアネックスビル3・4階)
・ 作 品:1986年(H61年)
公開/カラー/120分/アメリカ
・ 参加者:11名
・ 昼 食:エルミショッピングモール1階
「はなの舞」でお好みのランチ
オリヴァー・ストーン監督が自らの従軍体験を基に描いた自伝的作品。
1967年(H42年)、クリス・テイラーは大学を中退し、戦地ベトナムへと赴いた。最前線に配属されたクリスが、そこで目にしたのは想像を絶する過酷な戦場の現実だった。
ある村に隠された大量の武器、秘密の地下道… 疑いを持たれた村民は、村を焼かれ追い出される。戦場では、表に現れない虐殺が次々と行われ、目を覆いたくなるシーンが続く。
人間性を喪失したバーンズ軍曹と、思いやりの気持ちを保ち続けていたエリアス軍曹の対立。善と悪の対立には、私自身の心も右に左に揺さぶられた。いったい正義とは何なのか?を考えさせられる映画であった。
戦争映画にしては、珍しく女性観客の比率が高かったことで、「プラトーン」拡大公開につながった、と言われている。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫)
* 参加者の感想
・ 野本英夫(専攻2期、久喜市)
プラトーンは、オリヴァー・ストーン監督のアカデミー作品賞受賞で、ベトナム戦争を米側から描いた戦争巨編である。
極限状態に追い込まれた戦場の悲惨さ、兵士間の人種差別、リーダーを巡る部隊内の対立が描かれている。 |
昼食はエルミショッピング
モールの「はなの舞」にて
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初参加の人が3名いたので、全員が
一言ずつ自己紹介し、感想を述べた
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映画館の隣の鴻巣市サポセンに
掲示してある「彩央会ポスター」
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善悪の判断のつかない兵士たちが、ベトナムの村に攻め入ったシーンは、皆殺しにするのかまさに危機一髪の連続であった。
図らずもラストシーンで、主役のクリス(チャーリーシーン)が 『これで僕の戦争は終わった。敵は自分の中にいた。戻ったら皆に伝えなければ、そしてしっかりと生きていかなければ。』(これが結論?)とつぶやいた。
・ 石黒廣行(専攻3期、北本市)
朝から雨が降っていて、映画デビューを最高の条件で行った。若奥様方の公園デビュー等は天気が良くて気分の良い日になっているが、私にとっては雨が降っていた方が良い。天気が良いと、畑仕事が待っているのである。
今回の「プラトーン」は、ぜひ見たい映画の一つであった。この映画の舞台はベトナムで、旅行した時にベトコンが掘った穴に入った体験をしたのだが、映画ではどのように表現されるか興味があった。
実際の映画の内容は、“戦争とは非常の世界”でいろいろな葛藤もあって、仲間の兵士を撃ち殺してしまう映像もあった。アメリカにとって、ベトナム戦争は戦う意味のない戦争として描かれていた。
映画の中で主役の一人が、「戦争は自分自身を見つけるものだ」と言うセリフがあり、耳の中に残った。このように映画は普通の生活から異次元の世界を体験することが出来るので、これからも時間があったら参加する予定である。
以上 |
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