|
クラブ活動報告「映画を楽しむ会」-38
終戦の裏側に見る人間像−「日本のいちばん長い日」 |
本日の出席者の皆さん
|
・
日 時:2019(R1)年6月22日(土)
10:00a.m.〜2:30p.m.
・ 会 場:こうのすシネマ
・ 参加者:15名
・ 昼 食:エルミ・アネックスビル 2階
サイゼリア
クラブ活動として「午前10時の映画祭」作品を鑑賞し始めて38回目の作品であったが、一番考えさせられた2時間37分であった。終戦の前日から詔勅が発表されるまでの一日が、大宅壮一
編 (半藤一利 著 、 詳細はリンク)、岡本喜八 監督によって見事に描き出された。
広島と長崎への原爆投下、ソ連の参戦など、日本の敗戦が決定的となった昭和20年(1945年)
8月、御前会議でポツダム宣言受諾が正式決定された。
終戦処理を進める政府に対し、敗戦を認められない陸軍将校たちは、クーデターを計画する。参謀の何人かは、師団長に直訴。しかし、賛成が得られず、やむなく師団長を殺害する。上意下達の命令に従う近衛師団の動きに、ハラハラさせられた。
一番胸に迫ってきたのは、阿南陸軍大臣の言動である。部下の不始末は上官の責任、一切を背負って割腹自殺する。「老いぼれた私より、これからは君たち若い者の時代だ。二度とこういうことが起きないように、平和な国を作ってほしい」と。
思わず、涙がこぼれてしまった。この「日本のいちばん長い日」を忘れないでおこう、とつくづく思う作品であった。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫)
「ポツダム宣言受諾」可否のせめぎあいエピソードは、次の池上彰のYou
Tube(45分版)に詳しい。:
https://www.youtube.com/watch?v=69bfNyODhbs
HP委員/(対尾)追記 |
ランチで乾杯!
|
会話も進む
|
|
|
|