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日 時:2019(R1)年8月23日(金)
10:00a.m.〜1:30p.m.
・ 作 品:1988年/イタリア・フランス/カラー/
124分
・ 会 場:こうのすシネマ
・ 参加者:9名
・ 昼 食:はなの舞
シチリアの小さな村に、「パラダイス座」という映画館がある。映画に魅せられた子供のトト(後に、有名な映画監督になったサルヴァトーレ)は、慕っていた映写技師アルフレードの言動に大きな魅力を感じる。
パラダイス座は、村人の憩いの場所。様々な映画の上映に、村人たちは歓喜する。幼いトトは、映写することに興味を覚え、映写室に通いつめ、一人で映写できるまでの操作技術を身につける。
軍隊への入隊、恋人との出会いを経験しながらも、映写技師になろうとする。その行動をアルフレードはうれしく見守っているが、将来のことを考えて、大きな世界への旅立ちを促す。
時は経て、30年ぶりにアルフレートの訃報が母親から知らされ、トトは故郷に帰ってくる。パラダイス座は、テレビの普及で客足が激減して数年前に営業を停止して、廃墟になっていた。アルフレートの葬儀後に、大勢の村人が眺める中でパラダイス座は爆破され、崩れ落ちていった。この光景が、トトの新たな出発となっていく・・・。
私自身、母と映画館に行った時は、休憩中に映写室を覗き込むことが多かった。トトの気持ちが、よくわかる映画であった。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫) |
自費出版
書名:「随筆集 桐の木」の
「映画の魅力」を朗読
17期/瀬山宏昭さん |