母なる川 荒川を訪ねる

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川幅 日本一コース(鴻巣)・母なる川 荒川を訪ねる

本日参加の皆さんとガイドさん

・ 開催日: 2025/10/2(木)
・ 参加者: 17名(女性9名、男性8名)
・ 内 容:
   川幅日本一コース(鴻巣)母なる川のを訪ねる

 漸く10月に入ったものの、日中の気温は28℃を超えており、日傘がちらほらの歩行であった。鴻巣駅からは2班に分かれ、荒川土手の大間公園へ向かった。ここでは360度の大パノラマを楽しみながら、昭和22年のカスリーン台風の時にこの地点で土手が決壊したことや、眼前に広がる荒野でかつて家康が鷹狩を楽しんだことやここで打ち上げられる四尺玉の花火のことが紹介された。また、昨日の雨のためか運よく富士山がうっすらと姿を現していた。
 その後、現在の荒川にかかる冠水橋を渡り、そこから数百m離れたところにあった旧荒川跡に進んだ。ここには、江戸時代から昭和の初めまで船運で栄えていた御成河岸があった。鬱蒼と茂った屋敷林や井戸の跡、水神様を祀った石碑などが、かつて人が住んでいたことを物語る寂しい遺構として残っている。御成河岸周辺には昭和初期まで数十軒の家があり、御成銀座と言われたほど賑わっていたが、大正から昭和の初めに行われた現在の荒川への付け替え工事により、御成河岸に住んでいた人たちは横堤上や鴻巣や北本の市街地に移転してしまい、今は幻の村と化している。
 御成河岸を越えると吉見である。我々が見る荒川は台地の下を流れている川であるが、荒川の西側に住む吉見、川島の人々が見る荒川は、我々が見る荒川とはまるで違ったものである。つまり、吉見・川島の人々の歴史は、まさに洪水との闘いの歴史であった。そのために、殆どの家には水塚や上げ船が備えられおり多くの悲しい話が残っている。最後に、御成河岸から横堤上に移転された村田様のお宅に行き、庭の前に広がる広大な田園風景を眺めた。この広大な田園は村田家の先々代がご苦労の末の農地改革によりできたものである。
 今回の参加者は、殆どが上尾から鴻巣にかけての周辺の方々であるが、今回のツアーで、普段気にすることのない荒川の歴史やその近辺にお住まいの方々の歴史にも触れて頂くことができた。また、参加者にとっては新しい発見もあり、有意義なツアーになったことと思われる。
           (文責:小原、写真:石黒)


鴻巣駅西口で出発前のガイドの紹介

大間のみはらしの丘公園より、
川幅日本一にかかる御成橋

広大な水田に変貌した功績のあった
村田家の前でガイドさんの案内


1947年9月15日キャサリン台風で決壊した場所の碑



旭稲荷神社、御成河岸集落の神社集落の中にあったが洪水対策でこの地に移された


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