日本橋 ガイドツアー

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日本経済の中心「日本橋の界隈」を散策

                                                 報告:会長/ 石黒 廣行

上場の鐘、新規上場セレモニーで鳴らされる鐘(本物は2F)

1. 報告 Part-1 会長/ 石黒 廣行 分
 今回のイベントは日本の経済の中心地と言われる「日本橋界隈と兜町」の散策ということで興味がありました。日本橋や兜町の名前は聞いたことがありますが、訪問する機会がなく今回は良いチャンスであると考え参加した。東京の大きなビルは、有名な銀行や保険会社の本社が多く、名前を聞けばだいたい分かったものでした。
 今は東京再開発の時代で、歴史ある建物の一部は残すが小さい土地を纏めて、百メートル以上の高層ビルの計画が目白押しで、建築中のビルも多く土地バブルみたいな感じだった。特に東京駅周辺は高層ビルが多くて、どこの会社のビルか分からない状況であった。
 地下鉄の日本橋駅を出て、江戸時代の五街道の起点である日本橋から、街歩きガイドさんによる案内が始りました。今回のガイドさんは、同世代の女性3名でした。歴史等を大変に良く勉強をしていて、分かり易く案内をして頂きました。
 江戸時代の最も栄えた日本橋を中心としたこの地域は、幕府が金貨銀貨の製造を行い、また、三井財閥の基礎を築いた発祥の地でもあった。
 今日一番の印象に残った事は、三越百貨店の地下一階の道路側にあった「熈代勝覧(きだいしょうらん)」絵巻であった。原画はベルリン国立アジア美術館が所蔵している。許可を得て和紙に印刷、全長約17mにわたり88軒の店や1,671人の様々な人々の様子が描かれており、当時の様子が良く分かる絵巻です。その精巧な絵の中で店の看板文字までハッキリと分かり、昔から日本人の繊細な面がヨーロッパ人も驚ろいた事と思った。
 次にビックリしたことは、千疋屋本店で見かけた果物の値段でした。入口にあった20個位のイチゴの値段が10,800円、マンゴー1個44,000円、柿1個5,140円であった。この値段を見たら彩央会の年会費1,000円は安く感じ、少しの値上げは止むを得ないのかなとほほ笑んだ。
 その後、レストランで飲みたかったビールを我慢し、東京証券Arrowsの見学へ向かった。
 最近の物価の値上がりは激しいものがあり、株価も上がる理由は分からないが値上がりして喜んでいる人もいると思うが、あっという間に5万円の大台を超えた。
 証券取引所の入口チェックは厳しかったが、取引の現場は静かで、映像の画面に数字が流れているだけであった。昔テレビで見た事があるが、場立ちの人間が「売った」、「買った」のやり取りの場面を見たかった。現在の証券取引所はコンピューターが静かに取引決済を行っているだけであった。静かな空間であるが、1日あたり5兆円くらい取引との事、これまた2回目のビックリであった。

2. 報告 Part-2 企画部/ 飯沼 和華子 分
 穏やかな天候に恵まれ、20名の参加者が集まりました。上野に9:15に集合参加者も顔なじみの方が多く、スムーズな出発となりました。
日本橋の観光案内所前で中央区街歩きガイドさんと合流して3班で日本橋ツアーです。
 家康が江戸幕府開府と同時に日本橋を架橋し五街道の起点としこれにより日本橋は江戸の中心となり商業、水運、交通の要衝となり発展したことがガイドさんの的確な説明で納得し新発見も多くあり、NHK大河ドラマで親しみ深くもあります。
 国指定重要文化財(日本橋・三越本店・三井本館)や江戸時代から今日も健在の8店の老舗巡り、江戸の街並みを感じさせる十件店跡や本町通り、当時にタイムスリップを感じさせるものもありました。そしてその後の発展・現代にいたる様子を2時間の案内で実のあるツアーでした。私の一番の感動は絵巻物『熈代勝覧』←リンク (「かがやける御代のすぐれたる景観」という意味)です。文化2年1805年頃の日本橋から今川橋までの大通りを俯瞰した絵巻で、当時の江戸の活気ある町人文化を克明に描いています。複製ですが三越前駅地下コンコースに設置されてます。現物はドイツベルリン東洋美術館にあるとのことにもびっくりでした。一日見ても見切れない絵巻物です。
 その後一時間の貨幣博物館、レストランKINZAでゆっくりとランチタイム 最後に東京証券Arrows見学と盛り沢山の一日でした。 
           報告 企画部 飯沼和華子
・ 感想メール:(専攻1)/ 寺床 ひろみ さん
 江戸時代の日本橋の変遷の中に現代も、はんぺんの「神茂」、弁当の「弁松」、漆器の「黒江屋」など多くの老舗が続いていることに感動しました。現代の日本橋は高層建築が立ち並び、しかし、三井住友ビルのような戦前の建物が堂々と残っているのも、また、感激しました。貨幣博物館のお金の歴史も興味津々で、説明を読んでいると時間があっという間に過ぎていました。金貨のまばゆい美しさに目が釘付けになり、銀貨の形によくもこんなもの考えたものだと不思議な気持ちになり、銭貨の持ち運びは? 色々考えると、もう一度ここに足を運ぼうと思いました。
                    以 上

日本橋/高島屋前でガイドさんの紹介


日本橋の橋上中心にある「道路元標


貨幣博物館内で唯一の撮影場所


貨幣博物館前、厳しいチェックの説明


東証アローズ、チッカーは一周が50

日本橋 三越の地下の/「熈代勝覧(きだいしょうらん)」絵巻   ←クリックでリンク

絵巻:呉服商・三井家の越後屋(現在の三越)同じ場所にある


絵巻:中央女性の右の男性、独り者の所帯道具を担いでちょっとした引越








貨幣博物館前、女性全員


五街道の起点 日本橋

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