作業日:
平成24年11月13日(火)9時〜12時30分
場 所 : 北本自然観察公園(自然学習センター)
もう立冬を過ぎていたが温かい日になり、「イチョウの木の伐採作業」をするにはもってこいの日和となった。参加者は12期の岩沢さんから21期までの11名、特に21期生が4名(内女性2名)も参加してくれて、ありがたかった。
作業開始前に学習センタ−側から作業要領の説明があり、イチョウは中国原産裸子植物、落葉高木、メス株に銀杏がなるとのこと。このイチョウ林には狸のため糞(中に銀杏の実あり)、ジョウビタキ・クロジ・アカゲラの野鳥、オオスズメバチ、マムシ、オオカマキリもいるとのことであった。安全作業としてヘルメット・軍手の着用、ノコギリ、ナタの使用について説明があった。
9時30分から早速3班に分かれ、1班2本、合計6本の伐採目標で作業を開始した。約半数の方は昨年の経験者で、慣れた手つきで高さ7〜8m、太さ10〜20cm位のイチョウの木をノコギリで切り始めた。あっという間に切り倒し、杭として使用するために1.2mに切り、林から運び出した。
杭作りは、みんなで交代しながら、ナタで先端を細く削り落とした。この難作業に慣れている人、慣れていない人、特に慣れていない女性2人も加わり、小休止をしながら楽しく、見事なチームワークで25本もの杭をつくることができた。
11時には作業が終了したので、引き続き園内観察を指導員の荒木さんの案内で、森の中の木々や植物・虫・野鳥の説明を1時間ほど受けた。初めて知った食べられるスダジイ・ムク・スイバ・センブリ(胃の薬)、その他の植物としてカヤツリソウ・(茎の径が三角形)・シロダモ(葉を炙るとロウが溶けたようになる)・アサザ、昆虫ではシジミ蝶の一種のウラギンシジミ(銀色)、ジャコウアゲハのサナギ、野鳥では綺麗なジョウビタキが数メートル先にもきた。
来るたびに貴重な動植物の生息を知り、今回も自然のすばらしさを体験した。
(報告:金子 博、写真:熊谷 康夫・佐藤 明)
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