北本… ホタル観賞

	毎年恒例の北本自然観察公園　2023/7/27(木) 実施夕涼みホタル鑑賞会　地域活動部：中村昌彦
	夕暮れ時　「自然学習センター」前　広場
	・日　時：　 2023（R5)年7月27日(木) 7:00~8:00p.m. ・場　所：北本自然観察公園・参加者：14名（男性11名、女性3名）　彩央会のホタル観賞会は、毎年実施している恒例活動の1つです。毎年行われるということは、参加者が固定されマンネリ化してくる。種類違うのホタルが見られるとか、違う場所にホタルが現れるなどのことがないと、あまり変化が感じられない。ただ毎年この時期が来れば、今年も会えるかなという希望があって、ホタルを見れるとなぜかホットします、また、1年が経ったことを感じ、ホタルの命の繋ぎが続いていることに喜びを感じる1日である。	6/1から9回目の調査で、446匹はベスト3で見頃は７月下旬まで
	昨年の鑑賞会は公園の入口まで来た時、カミナリによる急激な気象の変化で、突然に雨が降りはじめ、自動販売機の前で雨宿りをする事態が発生しました。ホタルの光と違う雰囲気の光でしたが、稲妻の光をホタルの光ということで鑑賞会は中止解散となりました。　　　　　　　　　今年は参加者の出足が悪く、秩父の川瀬祭りの時とHPの呼びかけにより、参加者が10名以上となり鑑賞会を実施することが出来ました。　今年の鑑賞会は例年参加される方以外に、いままでにホタルを見たことが無いという人もいました。私の子供の頃は、田舎に帰るとこの時期になると田んぼや川沿いの道を歩くと、ホタルに出会えて、網で採った記憶があります。　今回初参加の方で北海道生まれの女性の方が、北海道にはホタルがいないので見たことが無いと言っておりビックリしました。ホタルは日本中に居るとばっかり思っていました。（実際は北海道にもホタルは生息しているそうです。）　　今年はどのくらい多くのホタルが飛んでいるのかなと希望を持って、薄暗くなった7時頃、学習センター前を出発しました。例年ならば学習センターは開いていて、トイレなどで人の出入りがあり、混んでいたのですが、今日は5時で終了したらしくひっそりとしていました。それにホタルの見学者が我々グループしかいないので、実際にホタルが飛んでいるか心配になりました。　センターから少し歩いて、例年飛んでいる所に近づきましたが、まだ明るいせいもあるが、光っているホタルはいませんでした。今年は一っ匹もいないのではないかと思い、奥へ奥へと足を進めてしまいました。例年は多くのホタルが乱舞する様子が見られるスポットの場所もホタルが皆無でした。ベンチに座り少し暗くなるまで待つことにしました。　少し時間が経過すると、沼の端にある小枝の先で、小さな点滅が始まり、ホタルの確認が出来ました。道の奥へ進むと次から次とホタルの点滅が確認され、又飛翔している姿も見えるようになり、ホタルが居てくれてホッとしました。この頃になると、我々以外にも家族連れやグループの人も多くなり、やっとホタル鑑賞会の体を成すようになりました。感覚的には200匹以上に巡り会えたので、皆さんと早めに帰途に着きました。　初めてホタルを見た人に「優雅に飛んでいて可愛かった」との感想を頂きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文、写真：石黒）　★ヘイケホタルについて（北本自然観察センター内のホタルの種類）　　　〇ゲンジボタルよりも汚れてた水域でも生息、平地や丘陵部まで広くみられる。　　〇ヘイケボタルの寿命　　　幼虫で越冬し6月に岸に上がり、土の中でサナギになる。5～7月に脱皮し成虫に　　なってから、寿命は2週間程度。　〇何を食べているか　　　ホタルは成虫になると、水しか飲まず、エサは食べません。幼虫の頃に　　「カワニナ」という川の巻貝を食べる。　　〇ヘイケホタルの活動時間　　　日没後、1時間経ってから、午後7時30分頃から早朝4時頃まで。　　〇オス、メスの違い　　　オスは約1㎝、メスは約1.2㎝位で、オスは光ながら飛び、メスは光を発しなが　　ら葉の上などに止まっています。