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教養講座: 日本の近代化に大きな役割を果たした商人
「清水卯三郎の功績を辿る」講演会 開催
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スライドは、日本の近代化に大きな役割を果たした商人「清水卯三郎」
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12月6日(水)北本市在住の作家
今井博昭氏から、幕末から明治維新に活躍した商人、羽生市出身の清水卯三郎(1829〜1910年)の生涯を北本文化センターにて午後2時から講演をして頂いた。
当日は27名の参加者であった。講師の今井さんは、「渋沢栄一『日本近代資本主義の父』の生涯」、2014年に『歴史に隠れた大商人清水卯三郎』、昨年はさきたま出版会から『清水卯三郎 文明開化の多彩な先駆者』を出版した。短編映画「清水卯三郎 卓越したプレゼンテーション」も監修していて30分の上映、皆さん真剣に興味深く見ていた。
また、オランダ語、英語、フランス語など学び、秀でた語学力で歴史の重要場面でその能力は活かされたという。
100年前のパリ万博では、渋沢栄一と海を渡り出展に貢献した。芸者3人を接待にあたらせ、そのおもてなしは大評判となりナポレオン3世から銀メダルを授与された。また、アメリカから歯科治療器材を日本で初めて輸入、勝海舟を介して宮内省に買ってもらっている。花火にも興味があり英訳本や仏訳本も出した。 |
今回の今井博昭 講師 |
講習風景
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今井講師は、「卯三郎は卓越したプレゼンテーション力と先見の明」で日本の近代化に貢献したと語気を強めた。その素晴らしさを多くの人に広めて欲しいと結んだ。近隣市でも講演依頼があるという。 (文責:花形 写真:石黒) |
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