「アザミ」保全の葦刈り

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希少植物「アサザ」のためにヨシを刈る

作業を終えて橋の上で記念撮影、池の水面に浮いている緑の葉が「アサザ」

・ 作業日:2018(H30)年6月12日(火)
     9時20分〜12時30分
・ 場 所:北本自然観察公園
・ 参加者:彩央会          11名、
      埼玉県自然学習センター 2名、
                合計13名

 前日の雨(台風の影響)も止み、薄曇りで絶好の作業環境となった。ただし、参加者が11名とやや少なかった。
 まず、事務所で学習センターの田留さんから本日の作業内容の説明を受けた。→「アサザ(絶滅危惧種)の保全のためにヨシ刈りをする。」
 外に出て準備体操後、事務所隣の池に移動して、ヨシ刈取り係と運搬廃棄係に分かれて作業を行った。刈取りについては、池周辺と浅いところを当会が担当し、池の奥の深い方は学習センターのお二人に任せた。一時間後、休憩をとる。作業を再開し、リヤカー5台分のヨシを刈取ると、アサザの小さい黄色の花が一つ見つかった。後片付けをして、橋の上で写真撮影して作業を終えた。
 11時より恒例の自然観察会になり、この時期の観察ポイントを田留さんが説明してくれた。
(1)  ニワゼキショウ(小さな白い花)(2)  ウツボグサ(シソ科の小さな薄紫色の花)
(3)  ガマの花、(4)  ヒイロタケ(深い紅色)

番外編
(1)  四葉のクローバーを発見
 突然変異で四葉になるケースと、三葉が物理的に傷付いて四葉になる二通りある。だから、人の出入りの多い所に多い。これを聞いた上尾の女子小学生が、自由研究で実証した。・・・幸せは足元から
(2)  蟻の群れ
 女系社会(蜂と同様)、外で働いているのはおばあちゃん蟻(若い蟻は内勤)、雄は他の巣の新女王と交尾するだけで働かない。
(3)  ミドリガメが池で甲羅干し
 全国推定で池に700万匹いて、小学生数600万人より多い。ペットが大きくなって遺棄された結果、30〜80年生きるので増えた。生態(植物)系への影響が懸念される。

 観察会後、事務所で昼食をとる。米朝首脳会談が気になるのか、適宜解散となった。
参加者の皆様、ありがとうございました。
*追記
 家に帰って、庭のアジサイや雑草が伸びすぎているのが気になり、再度作業をした。終わったら猛烈な雨となる。
   (報告:信末善男、写真:熊谷康夫)



池に入って葦を刈る


深いところはセンターの人が


刈り取った葦は手渡しで


リヤカーに積んで搬出


ウツボグサ

ガマの花

「アサザ」の説明板


ヒイロタケ

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