ビオトープ見本園/手入れ

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「ビオトープ見本園」の手入れと観察会

完成した木枠を囲んで

・ 日 時:
  2016(H28)年10月25日(火)9時20分〜12時30分
・ 場 所:
  北本自然観察公園(埼玉県自然学習センター)
・ 参加者:
   9名(内女性1名)

 早朝は15℃の気温で、晴れて絶好の作業びより。まず、講習室でスライドを見ながら指導員の荒木さんと三村さんから、作業内容と目的の説明を受けた。次いで、外に出て準備体操をし、作業場所の学習センター裏へ移動。作業は『ビオトープの手入れ』で、最初にハンノキ2本と太いコナラ1本を伐採した。

 太い樹木に登ってロープを掛け、倒れる方向を見ながら2人でロープを引き、チェーンソーで根元を切断。伐採した樹木の太い部分は1.8mに切断して、落ち葉溜め ”の枠に使用。枝は低地に捨てた。そこには狸がビオトープの池に水を飲みにくる獣道があり、狸の通行に支障が出ないように、笹や細い木を伐採した。
 3本の木を切ったので陽当たりが良くなり、新たな植物の芽吹きを促し、センター2階からの眺めも良くなった。休憩時に池の中に生息する食虫の藻タヌキモ、ミズカマキリ、ヤゴ等を観察した。

 休憩後は、1.8mに切断した丸太を四角形に枠組み(3段)して 落ち葉溜め “を作った。その後、付近の外来植物(セイダカアワダチソウ)を抜き取り作業は終了。

 30分間の観察会では、池の端に生息するミズワラビ、湿地に生えているワタラセツリフネソウなどの貴重な植物を観察して講習室に戻り、今日の作業のスライドを見て終了。その場で昼食を食べながら談笑して散会した。

・「落ち葉溜め」:切り倒した木を材料にして、落ち葉を溜める大きな升を作る。蛇やカブトムシの棲み家となる。
・「ミズワラビ」:埼玉県では絶滅危惧種の希少種。水中植物であるが、胞子を増やすとのこと。
・「ワタラセツリフネソウ」:熟した種に動物が触れることにより暴発し、内部の種子をまき散らす。小さいながら暴発力は大。

          ( 報告:社会活動部 武井 章、
            写真:熊谷康夫 )

事前に切った木をリヤカーで運ぶ


ハンノキにロープをかける


太いコナラも切る


短く切る

休 憩

太い丸太で枠づくり

かすがいを打ち込む

ビオトープにコウホネの黄色い花


ミズカマキリ


明るくなったビオトープ見本園
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