|
久喜市 市民大学公開講座で13期/
小瀬 功 さんが創作芝居
日本の公園の父 「本多静六 物語」を演じる! |
紙芝居と同時にスライドも映写
|
本多静六
博士の生誕150周年記念行事として、去る7月29日に菖蒲町文化会館(アミーゴ)において、標記の久喜市市民大学公開講座が開催された。対象は久喜市民だが、菖蒲支所へ行って「他地域で(鴻巣在住の小瀬さん・熊谷さん)、本田静六博士に感銘を受け、日々、教宣活動をしている2名をぜひ受講させて欲しい」旨を申入れたら、快く了承いただいた。併せて、その活動内容を席上で発表させて欲しいと申入れたら、10分程度ならOKと、これまた了承していただいた。 |
市民講座の会場風景 |
ここで略歴を紹介する。(講座資料抜粋)
本多静六 博士は慶応2年(1866年)に菖蒲町で生まれ、努力々猛勉強して東京山林学校(現:東大農学部)へ入り、後ドイツへ留学。ターラント山林学校を経てミュンヘン大学で経済学を学び、経済学博士の学位を取得。明治25年に帰国し、25歳で農科大学助教授。明治32年、32歳で「森林植物帯論」で日本初の林学博士の学位を取得して翌年教授となる。
・ 博士の造園や造林の主な業績を下記すると
東京:日比谷公園・明治神宮の森、埼玉:大宮公園・羊山公園・伊佐沼公園、北海道:大沼国定公園、九州:大濠公園など、全国各地に計61ヶ所ある。
・ 公園設置の主な思想として
(1) 自立した生活を営むためには、なによりも健康が第一:健康第一主義
(2) 健康を維持するためには、新鮮な空気、十分な日光、うまい食事の3つが大切な要素
(3) 新鮮な空気と十分な日光を得るためには公園が必要
特に、日比谷公園は日本初の洋式公園で、園内には樹木140種 3000本、水飲み、噴水などを設置した。
・
その他、造林では日本で初めて青森の野辺地に鉄道の防雪林を、千葉県に研究用の大学演習林を創設など、数々の業績がある。
小瀬さんは伝記などを読んで感銘を受け、上記の内容を網羅したシナリオを書き、水彩画で20枚の紙芝居に仕立てた。さらに、それをスライドにして映写もする。通常
25分かかる説明を今回は10分に短縮して、生立ちから業績まで分りやすく説明した。受講者
40名から、拍手喝采を受けた。
(報告・写真:18期/菖蒲 金子 博) |
|
|