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「エデンの東」を鑑賞 2022(R4)/5/17(火)
和解の涙・父子の情愛とは? |
本日の参加者の皆様
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日 時:2022(R4)年5月17日(火)10:00a.m.〜12:00
・ 監 督:エリア・カザン
・ 出 演:ジェームス・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ
・ 作 品:1954年/アメリカ/カラー/118分
・ 会 場:こうのすシネマ
・ 参加者:11名+ 1名(3日前に鑑賞)
・ 昼 食:サイゼリヤ
オカリナ仲間で演奏した「エデンの東」のメロディが流れ、68年前にもどって鑑賞。観客はそれぞれの想いにひたりながら、2時間を楽しんいるようであった。
第一次大戦下、カリフォルニアの町。24歳の青年キャル(ジェームス・ディーン)は、農場を営む父が兄ばかり可愛がっていると反抗して問題児扱いされていた。そんなある日、死んだと聞かされていた母がまだ生きていて、酒場を経営していると知り、心が揺れる。
一人の親として見ている自分と、物語の中で展開されていく親子の行動が、時に重なり、時には自分だったらどうなんだという気持ちが随所に入り混じる、珍しい映画鑑賞となった。
主人公の父に対する思い、母に対する思いが素直に伝わらないもどかしさが、最後まで続く。父親の言葉「そばにいて、世話をしてくれ!」の一言に救われた映画であった。
(報告:瀬山宏昭・写真:熊谷康夫)
< 参加者の感想 >
● 古荘元信さん(専攻5期、北本市)
昨日(5/14)、「エデンの東」を観てきました。この映画を観るのは確か三度目かと思いますが、いつ観ても感動を覚えます。何と言っても、ジェームス・ディーンの演技に魅せられます。彼自身も幼い頃に父親から疎まれた存在であったといいますから、この映画の主人公ケイレブ(愛称キャル)の役柄にぴったりだったのでしょう。
昔、高校の同窓生仲間の映画鑑賞会に入っていたことがあり、上映した数々の作品の中から「私が選んだベスト10」を募ったところ、「風と共に去りぬ」が第一位、「エデンの東」は「ローマの休日」「第三の男」と並んで第二位でした。私たちの年代の者にとっては、忘れることのできない名画の一つです。
「午前10時の映画祭」の次回は、やはりジェームス・ディーン主演の「理由なき反抗」なので、観に行くつもりです。
● 大島かよ子さん(専攻2、北本市)
今日は、映画「エデンの東」鑑賞でお世話になりました。皆さんと昼食会も出来、食事券のサプライズもあり、とても楽しかったです。
*(熊谷)
注記:石黒さんから、サイゼリヤの食事券@500円を1枚ずついただいた。
エデンの東」は、観たい映画でした。ナイーブな演技をしているジェームス・ディーンでしたが、考えさせられる映画でした。父親からいつも愛され素直な兄に対して、弟のキャル(ジェームス・ディーン)は個性的で、自分を上手く表現できない。どこか孤独をかもしだしている。父親から誉められたい、喜ばせたいと行動を起こしたレタス畑のシーンや父親の誕生日のシーンは、なんで認めてあげないの?キャルを受け止めてあげないの?と強く思いました。でも、最後のシーンで、脳卒中で倒れた父親から頼りにされた言葉、「そばにいて、世話をしてくれ!」をもらった所は、ぐっと来ました。
現代でも親子関係には受け止めてあげる、誉めてあげることは大切なことだ、と改めて思い知りました。それにしても、これが初出演作の映画とは思えないほどの名演技でした。
● 樋口欽也さん(専攻3期、北本市)
映画音楽があまりに有名で、学生時代に名画座かテレビで観ていたと思い込んでいましが、どうやら観ていなかったようです。いくつかの情報が、何度も刷り込まれていたからかもしれません?
監督のエリア・カザンは、チャップリンですら追われたアメリカ赤狩り時代(マッカーシズム)、アメリカ下院非米活動委員会でペラペラしゃべって多くの仲間を売りましたが、その陰りが主人公キャル(ジェームス・ディーン)に反映されているように思えました。
テーマソングは、文化放送で数年第一位を獲得しました。ネットで検索してみたら、キネマ旬報で1955年の外国作品で1位、テレビ吹替はあのナッチャン・野沢那智でした。因みに、1955年は僕の生まれた年です。
「キリスト教が影響してる」と今回観て感じましたが、実際「旧約聖書のカインとアベル」をモチーフにして扱っていたのですね。キリスト教徒でないので、いまひとつ感情移入できぬまま、それでも最後まで観てしまいました。
それもジェームス・ディーンとテーマソングが大きいです。事故で夭逝したジェームス・ディーンが生きていたら、その後も多くの名作を残したと思われるので、とっても残念です。
以上 |
昼食風景ー1
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昼食風景ー2 |
上映作品紹介ポスター
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予告ポスター1
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上映中の作品のポスター
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