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クラブ活動報告 「映画を楽しむ会」−20
男同士の禁断の愛と憎しみの炎
『戦場のメリークリスマス』
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本日の参加者の皆さん
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・日 時:
2017(H29)年12月19日(火)9:30 〜12:00
・会 場:
こうのすシネマ
(エルミこうのすアネックスビル3階・4階)
・作 品:
カラー/123分/日本、公開1983年(昭和35年)、
・参加者:13名
・昼 食:
西洋料理 「MayKiss 」
(映画館から徒歩15分、旧中山道に面している)
1942年、ジャワ島の日本軍捕虜収容所では、所長のヨノイ大尉(坂本龍一)ら日本兵たちとセリアズ(D.ボウイ)以下英国兵捕虜たちが、一触即発の対立関係に陥っていた。
ヨノイ大尉の行動は、日本人独特の神道思想がしばしば見え、その一途さが恐ろしく、セリアズらの心と相反することが多かった。約束事を守らなければ、言語に表わされない軍人の態度によって個人の自由が侵されていく。これほど悲しいことはない。戦争という極限状態の下で、多くの命が失われていく。セリアズが地中に埋められていくシーンは、目を覆いたくなる。 |
ワインで乾杯
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地名の由来クイズ
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一時優しい表情や感情が見られる通訳の軍人と、伍長(ビートたけし)との会話。“メリークリスマス”と呼び掛け、仲間のところに返される場面に救われた。
若き頃の坂本龍一、ビートたけしの演技からは、一途な軍人の真剣さが良く表れていた。その後の活躍につながる。登用した大島渚監督の非凡さもうかがえる映画であった。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫)
< 出席者から寄せられた感想 >
・ 荻野 進(20期、北本市)
重いテーマの映画。目を覆いたくなるシーンの連続。戦争は絶対にやってはいけない。集団で動き出したら止められない。見終わって、すぐに忘年会という気分にはなれなかった。若い人に見てもらって、戦争の悲惨さを感じ取ってほしい。
・ 嶋田光孝(19期、桶川市)
勝ち負けは関係なく、戦争の罪の恐ろしさを感じた。そして、これからの平和の大切さを再認できた。なお、忘年会の西洋料理の昼食は大変美味しかった。
以上 |
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