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クラブ活動報告「映画を楽しむ会」−21
家族愛に満ちた作品―『ギルバート・グレイプ』 |
本日の参加者一同
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・日 時:2018(H30)年2月3日(木)
9:30 〜11:59a.m.
・会 場:こうのすシネマ
(エルミこうのすアネックスビル3階・4階)
・作 品:カラー/118分/アメリカ、
公開1993年(平成5年)
・参加者: 7名
・昼 食: カフェ箱庭
アイオワの田舎町。ギルバート(J・デップ)は、生まれてから一度も町を出たことがな
い。母は引きこもりで、弟マリー(L・ディカプリオ)は重度の障害者だった。
弟は高い塔や木に登ることが大好きで、何度も警察の世話になる。兄ギルバートは、そんな弟の身勝手な様々な行動にも、常に温かいまなざしと行動で守る。献身的なその姿に、見ている私たちも心が温かくなった。
しかし、彼は母親や弟を世話するために、食料品の店員として働かなければならない。母親の引きこもりは、父親の自殺や障害児を生んだ引け目を背負って、身動きもままならないほど太ってしまった。そんな母親も、マリーを救うために警察署へ出かける場面は、母親の強さと愛情を感じた。 |
カフェ箱庭で昼食 |
鴻巣駅東口に『花時計」 |
ある日、ギルバートはベッキー(J・ルイス)という少女に出会う。ベッキーのマリーにそそぐまなざしと行動は明るく、ギルバートのつらい気持ちをいやしてくれる存在となっていく。最後に、母親が急死して、生まれた家を想い出とともに兄弟姉妹は燃やす。母親への責任を果たし、新しい天地を求めて映画は終わる。ベッキーとマリー、ギルバートに拍手を送りたい。
J・デップ『海賊カルビアン』、L・ディカプリオ『タイタニック』は、世界中で大いに話題になったが、25年前の姿をスクリーンで見ることができたのは、幸せであった。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫)
< 出席者から寄せられた感想 >
大島かよ子(専攻課程2期、北本市)
若き日のジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオをスクリーンで観られて、とてもよかったです。18歳の弟で知的障害者アーニー役のL・ディカプリオの演技が抜群で凄かったです。兄のギルバート役のJ・デップも、いまの個性的な渋さとカッコよさが若い時からあり、ますます魅了されてしまいました。
この映画は家族愛、兄弟愛、恋人との愛、そして未来を見つめる所と沢山ありました。いつも家族、弟
思いの心優しいギルバート。知的障害の弟アーニーをお風呂に入れているとき、いつもは兄と楽しく入っているのに、言うことをきかない弟アーニーをギルバートが本気で殴ってしまい、逃げてしまった。このシーンは涙が出てしまいました。きっと家族の苦悩は、計り知れないものがあるのだと思いました。
音楽もよく展開もよく、2時間余りの映画でしたが屈託のないヒューマンドラマの映画で、もう一度観たいと思いました。とてもいい映画です。
以上 |
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