・開催日:2013(H25)年3月15日(金)
9時30分〜12時
・場所:埼玉県自然学習センター・
北本自然観察公園
・参加者:15名
久々に春を感じる温かい日和に恵まれ、北本自然観察公園で環境保全ボランティアを実施した。参加者は15名、特に21期生が5名(内女性2名)もの参加があり、ありがたかった。
作業開始前に、本日の作業場所の学習センター周辺に観察用に造られた「ビオトープ見本園」に住む生態系の説明があり、ニホンアカガエルは埼玉ではこの観察公園にしか見られず、ここが唯一の楽園とのこと。このカエルは手足に吸盤がないため、コンクリートの水路に落ちると這い上がることができず、それが生存や繁殖に影響を及ぼし絶滅危惧種とされているよし。他にビオトープ周辺では、シュレーゲルアオガエル、蛇ではシロマダラ、トンボではクロスジギンヤンマ・ヤブヤンマ、マルタンヤンマなどのが抜け殻を見つけて判別できた。虫類では、ハンノキにはミドリシジミ(蝶)・オナガミズアオ(蛾)、花や藻類ではコウホネ・ヘラオモダカ・イトトリゲモなどが生えている。哺乳動物類では狸も、このビオトープを訪れていることが、センサー付き写真で確認されているとのこと。
説明終了後、外に出て準備運動をし、軍手を着用、ノコギリ、カマを作業道具にして10時から、このビオトープ周辺の整備作業を開始した。2班に分かれ、1班は周辺の草狩り、2班は山積みの伐採枝の整理、小枝をノコギリで切り落とし、太い幹の部分を約1mに切り木材とした。みなさん慣れた手つきで、1時間の作業で80本くらい造った。そして、木材を見事な手渡しで運びだして積み上げ、その腐敗による昆虫類や微生物の生息・産卵場所やシロマダラ蛇の住まいに適した場所を造った。
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