◆2014(H26)年3月9日(日)午前8時30分の打合せ時間に訪問すると、お祭り定刻10時の1時間半も前でしたが、地域活動センター構内の広場には既にテントが張られ、椅子・テーブルが配置され、施設スタッフの方や父母会の皆さんが立ち働き、言葉を掛け合っている光景に出合いました。
他のボランティアさんと共に「さといも祭り&バザー」リーダーの西山指導員の説明に聞き入りながら、次第にお手伝いへの意欲が湧いてきたものです。
何のお手伝いかと興味一杯でいると、小生はフランクフルトの焼き上げ販売、同行の生駒惠一さんはコーヒーショップのマスター、西村美智子さんはチョコバナナ・綿あめ・ジュースの販売コーナーをお願いされました。
◆
よく晴れた日で陽射しもありましたが、朝方は風も強く肌寒く案じられた中で、時間が経つにつれご来場者も増し、販売員になりきって我ながら自然に「いらっしゃいませ
!
」の呼び込みに熱が入り苦笑していました。「良く焼いて下さい」と純な瞳のお客さんに並ばれると、こちらは思わず背筋がピンと伸び、手先が驚くほど小まめに動いて鉄板の上の串刺しを万遍なく転がしていました。
◆
ほどなく、放送席のテントではギターを携えたスタッフのコンサートが始まる中で、山と積まれたバザーの品々や団子・おこわ・汁物などそれぞれの売店の呼び声もあちらこちらから聞こえ、人々の動きの中で販売も活況を呈して来るのが分かりました。そうした、会場全体の温かな賑わいが如何ほど通所の皆さんには嬉しいのか、言葉数は少なくても、表情が和らぐ様になり瞳が輝き歌声に合わせて手拍子が出てくるのでした。
◆
通所ご利用者20名弱と父母会の皆様、スタッフ、ボランティアの方々で50人余の善意の輪が楽しさを盛り上げてくれましたが、リーダーのお話では、いつもはバザーの買い物ご協力者も含めてもっと賑わいますとのこと。きっと、気温が低かったせいかなと微笑んでいたのが爽やかでした。
気が付くと午後2時半のお祭り終了時刻となり、一斉に片付けにかかりましたが、重いものも手軽なものも、大きいものも細かいものも、スタッフを先導役に父母会・ボランティアの皆様が呼吸を合わせた撤収で終了しましたが、つぶらな瞳に会釈をされるとさすがに感ずるものがありました。
協力:生駒惠一、西村美智子、
記事:栗田 剛、
写真:三浦寿久・柳 順子
|