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「映画を楽しむ会」例会報告−6 2016/10/29(土)
黒澤明 監督 『七人の侍』…時は戦国時代 |
チケット売り場のハロウィンの看板の前で、本日の参加者一同
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・日 時:2016(H28)年10月29日(土)9:30〜14:30
・作 品:「七人の侍」 1954(H29)年作品
・上映館:こうのすシネマ
・参加者:9 名
・昼 食:カフェ「箱庭」
村を見下ろす丘に野武士の集団。「麦が実ったら、村を襲う」と言い残して去る。
前回に引き続き、黒澤明監督の『七人の侍』を鑑賞。村の長老の「侍を雇うだ」の一言で、侍探しが始まった。報酬は「白い飯」。
初老の侍
勘兵衛(志村喬)は、村を守るために街道を行く浪人たちから、五郎兵衛(稲葉義男)、蒔割り流の平八(千秋実)、古馴染の七郎次(加東大介)、果たし合いの久蔵(宮口精二)、若侍の勝四郎(木村功)と酔っぱらいの菊千代(三船敏郎)が最後に仲間入り。
どの俳優も懐かしい顔ぶれで、見ていてわくわくしてくる。菊千代の行動は粗野であるが、一生懸命さが伝わってくる。三船敏郎の若さが躍動している。平穏な日々、勝四郎と志乃(津島恵子)の逢瀬も続く。
勘兵衛は「麦の収穫が終わる頃が危ない」と思い、綿密な策を練る。決戦の朝は雨。「残りを全て村に入れる。辻で挟み撃ちだ。この一撃で決まる」この戦闘シーンは、すさまじい。はらはらどきどきの3時間27分であった。この映画が元になって、外国映画にリメイクされていることもうれしいことである。
なお、カフェ「箱庭」での昼食会時に「無名の新人
仲代達也が冒頭侍姿で登場しているので、注意して見ていた!」とは、映画通の岩佐正二さんの弁。それを聞いた皆が「始まる前に教えてほしかった!」と残念がることしきりであった。
*次回予告:11月25日(金)、『戦場のピアニスト』。上映時間150分、2002年公開。 (報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫)
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チカフェ「箱庭」での昼食会風景 |
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