|
「映画を楽しむ会」例会報告−9
『山の郵便配達』: 鈴の音と次男坊(郵便配達
案内犬)
に導かれて |
1月例会は14名が参加 |
・日 時: 2017(H29)年1月12日(木)9:30
〜13:00
・作 品:「山の郵便配達」 中国公開 / 1999年
・上映館:
こうのすシネマ(エルミこうのすアネックス3階)
・参加者: 14名
・昼 食: レストラン「サイゼリヤ」
私が体験した北京市街、万里の長城、上海市街、水に囲まれた蘇州とは変わった自然風景の中で、物語『山の郵便配達』は展開されていった。
湖南省の山岳地域で長年勤めた男は、膝を壊して引退を余儀なくされる。息子が仕事を引き継ぐことになるが、彼は父に対してわだかまりを持っていた。
息子と一緒に、120kmを3日かけての郵便配達が始まる。棚田もあるが高低差のある山道を、郵便袋を背負って配達するのは難儀である。
父子は、最初はぎくしゃくした会話で始まるが、配達する人々との出会いや感謝の笑顔を知り、息子は父の偉大さに気づき始める。
盲目の老母が、孫から来た手紙を心待ちしている場面。息子は、父親と老母の信頼関係に心がゆさぶられる。長い年月を、郵便を通して共に過ごしてきた二人の関係を知る。
また、川を渡って向こう岸にたどり着く場面では、膝を痛めた父親を背負って渡る息子。言葉はないのだが、二人の気持ちは一つになっていく。「おとうさん」―「むすこよ」
全編にわたって湖南省の田畑、峠、山並み、清流などの自然風景が美しく映し出され、音楽とともに十分楽しませてもらった。
昼食時、皆さんから「見てよかった!」「家族愛・父子愛に感動した!」という感想が出され、大いに盛り上がった。
(報告:瀬山宏昭、写真:熊谷康夫) |
話が弾む昼食風景-1
|
昼食風景-2 |
映画:
親子と郵便配達 案内犬の「次男坊」 |
|
|
|