映画…「ひまわり」を観賞

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「映画を楽しむ会」活動報告-86

ひまわり」を鑑賞
〜 戦争によって引き裂かれた夫婦の悲劇 〜

12月度 定例会
・ 開催日:2024(R6)年12月26日(木)、
      10時上映開始、集合9時30分〜
・ 会 場:こうのすシネマ
・ 出席者:14名、忘年会は15名
・ 作 品:
     ひまわり/1970年/イタリア/カラー/ 107分
・ 監 督:ヴィットリオ・デ・シーカ
・ 出 演:ソフィア・ローレン、
      マルチェロ・マストロヤンニ

*忘年昼食会:レストラン「蔵王」、鴻巣駅西口 
・ 会 費: 2,000円、飲み物は各自で清算

 ロケ地となった「ひまわり畑」は、ソビエト連邦時代のウクライナである。現在、その地がロシアの侵攻を受けているので今回の作品に対する会員の感心度は高く、参加者は14名と多数であった。戦争(第二次世界大戦)によって引き裂かれた夫婦の行く末を悲哀たっぷりに描いた作品であったが、場面を現在に置き換えても良いような内容であった。
 終了後は、エルミアネックスビルからエルミ・ショッピングモールの二階通路を通り抜けて鴻巣駅西口に出て、右前方に見える「レストラン蔵王」で“忘年昼食会”を開催した。
 9月以降に数名が入会したこともあり、出席者全員が自己紹介を兼ねて近況報告をした。座席は籤引きで決めた。
 私は4月定例会に出席して以来、歩行困難で欠席続きであった。8月から桃泉園北本病院の「北本通所リハビリセンター」に週二回通っている。リハビリの目標を『映画を楽しむ会に出席して、会員の皆さんと交流すること』に置いていたので、その第一の目標が達成されたので、大変うれしかった。 
 (注)アンダーラインの所をクリックすると、「ウィキペディア」に掲載の詳細が表示される。
                                 (写真・報告:熊谷康夫)

<参加者から寄せられた感想>
・大島かよ子さん(専攻2期、北本市)
 映画「ひまわり」を見た感想は、いろいろとありました。
 一つ目は、ひまわり畑のシーンと甘く切ない曲のメロディーが重なり合い、とても心に浸みました。
 二つ目は、ひまわり畑や小麦畑の下には戦争で亡くなった多くの兵士たちが眠っていると語られ、戦争の悲劇さ、残酷さを感じました。
 三つ目は、戦争によって引き裂かれた夫婦の愛。戦後、夫の復員を待つ妻だったが、行方不明だった夫が、旧ソ連で新しい妻、娘を持っていたシーン。同じようなことが、日本でもニュースでありました。戦後、何十年かたって夫と再会。夫は、異国で新しい妻に支えられ生活。それでも当時、新妻だった方は、夫を見るなり抱きつき涙を流していました。とても、切なく哀しいと思いました。
 ひまわりは、夏になると燦々と太陽の日差しを浴び生き生きとしていますが、これからは、見方が少し変わりそうです。

・古荘元信さん(専攻5期、北本市)
 この映画で印象的だったのは、やはりジョヴァンナ(ソフィア・ローレン)が第2次世界大戦のソ連東部戦線で行方不明なった夫を探しに行った一面に広がるひまわり畑と多くの兵士たちが眠っているという無数の墓標が立ち並ぶ丘のシーンでした。ロケ地はウクライナ中部の村だそうですが、この地でイタリア兵の約3万人が餓死または凍死したそうです。現在、このウクライナにロシアが侵攻し、未だに戦乱が続いていることに複雑な思いがします。
 それにしても、愛する夫とはいえ、言葉もよく通じない異国の地を訪ねるジョヴァンナの情熱には驚かされました。探し当てた夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、凍死寸前のところを救ってもらったロシア人女性と結婚し、子供までいるという結末、戦争よって引き起こされた男女の悲哀を描いた物語ということでしょうか。



昼食 忘年会-1


昼食 忘年会-2


12月30日より公開

 
1月3日より公開

 
昼食 忘年会-3

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