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サイクリング クラブ活動報告(6月)
道の駅に車で自転車を持ち込み、渡良瀬遊水地を巡る |
谷中湖を背に5名、(ミドリのベストはガイドさん)
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1.
日 時:
2023(R5)年6月1日(木)
8:30a.m.〜3:30p.m. 晴れ、26℃
2. 行 先:
渡良瀬遊水地(大半は栃木県栃木市藤岡地区),
三県境、走行距離/約15km
3. 参加者:5名
4. コース:
各自が車の相乗りでチャリを持ち込み(「道の駅 かぞわたらせ」加須市/30kmに乗合) → 渡良瀬遊水地/ 谷中湖サイクリングロード→谷中村史跡保存ゾーン(ガイドさんの説明を聞く),昼食(各自持参)→サイクリングロード→三県境(埼玉/群馬/栃木)→「道の駅 かぞわたらせ」(チャリを積載)→
各自で帰路へ
5. 所感等
今まで荒川サイクリングロード周辺をメインに走行していたが、目ぼしい所はほぼ行ってしまった。車で目的地に行きチャリ走行する事を今回初めて試みた。まず午前10時に道の駅かぞわたらせに集合し、チャリでサイクリングロードへ(道幅広く軽快)。ほどなく谷中村史跡保存ゾーンへ、ここでガイドさんの説明を聞いた。『足尾銅山鉱毒事件(注記-1)解決のため、明治政府は「治水対策」と称して毒水をためる調整池(渡良瀬遊水地)を設け、その犠牲(不当強制退去)になったのが谷中村の住民であった』との説明であった。ガイドさんの熱心な説明で予定の30分が1時間近くになってしまった。その後昼食をとり、三県境(注記-2)に向かう。ここで三県をわずか数秒で渡る。近くの「道の駅 かぞわたらせ」に戻り帰り支度。しばし歓談の後、帰路に付く。乗合にご協力頂いた方に感謝します。おかげでこれから行先の選択肢が増えました。
(注記-1)
足尾銅山から排出された鉱毒のため洪水のたびに、渡良瀬川流域の村々では作物の枯れや魚介類が死滅する被害が出ていた。そして被害民の大規模抗議行動(川俣事件)や田中正造の天皇直訴事件があり、社会問題化した。
(注記-2)
埼玉・群馬・栃木の県境、「三県境」は全国で40ヶ所位あるが、歩いて行ける所はここだけ(大半は山中か河川部分)。明治までは旧渡良瀬川に旧谷田川が合流する地点であった(川の中であった)。明治大正期の渡良瀬川改修工事で(蛇行を繰り返す個所を廃止し、藤岡大地の開削・通水で、現在の谷中湖東側に付け替えた;前記「治水対策」の一環であった)旧川は今では田んぼの小さな用水路となってしまったが、境界はそのまま残った。
(文責・写真:信末善男)
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渡良瀬遊水地ガイドマップ
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道の駅 「かぞ わたらせ」
(各自の車からチャリ降ろし)
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谷中村史跡の保存ゾーン
(ガイドさんの説明を聞く)
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「三県境」: 中央の境界杭を時計回りで 埼玉・群馬・栃木の3県
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