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「映画を楽しむ会」活動報告―77
「愛と哀しみのボレロ」を観賞
〜 ジョルジュ・ドンが踊るラヴェルのボレロは圧巻!〜 |
本日の参加者
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開催日:3月23日(土)、10時 上映開始
● 作 品:「愛と哀しみのボレロ」、
1981年/フランス、カラー/184分
● 監 督:クロード・ルルーシュ
● 出 演:ロベール・エッセン、ジョルジュ・ドン、
ダニエル・オリブリスキー
● 出席者:9名
● 昼食場所:『サイゼリア』・・7名
【ストーリー・解説】
名匠ルルーシュの集大成ともいうべき大河ドラマの超大作。ロシアのバレエ・ダンサー、フランスのユダヤ系女性バイオリニストの夫婦、フランス人歌手、ドイツ人ピアニスト、アメリカのミュージシャン、そして彼らの子どもたちの50年以上におよぶ物語が交互に語られる。
第二次世界大戦によって離ればなれになったり、結びつけられたり、別れ、そして再会を果たす登場人物たち。彼らのそれぞれの物語は、赤十字とユニセフとが主催しパリで開催される「ラベェルのボレロ」のパフォーマンスによって一つのものになるのであった。
各人には著名なモデルがおり、指揮者 カラヤン、作曲家 グレンミラー、舞踏家 ヌレエフ、歌人 ピアスという4人の芸術家たちが辿った人生を下敷きにしている。
モスクワ、ベルリン、パリ、ニューヨーク、ロンドンと4つの家族を追いかける、目まぐるしく変わるシーンに理解が追いつかないところはあったが、最後のモーリス・ベジャル振り付けによるジョルジュ・ドンの舞踏「ボレロ」は、正に圧倒的な迫力があった。
ルルーシュ監督といえば「男と女」が代表作であるが、グルノーブルの冬季オリンピックを描いた「白い恋人たち」も彼の作品である。
昔、二人で見に行ったことを思いだしたりした。
( 報告:岩佐正二、写真:熊谷康夫)
● ご参考 作品紹介・・「ウイキペディア」より引用
物語の前半は1930年代の複数の国の人物から始まる。ロシアのバレリーナ、タチアナはラヴェルの「ボレロ」を課題曲としたオーディションで1位を逃すが、選考委員のボリスに声を掛けられ、後に結婚、男子を産む。パリのキャバレーでバンドのヴァイオリニストを務めていたアンヌは、ピアニストのシモンと交際し、結婚する。ドイツのピアニスト、カールはヒトラーの前でピアノを演奏して称賛を受け、家で待つ妊娠した妻にその喜びを伝える。そして、アメリカ人のグレンは、自らの楽団(ジャズ・バンド)を率いた公演をラジオ放送する中で、第二子を出産した妻にメッセージを伝える。
しかし、イギリス・フランスがドイツに宣戦布告を行い、第二次世界大戦が勃発して彼らの人生は引き裂かれていく。
タチアナの夫は戦場で死亡し、アンヌとその夫はユダヤ人であることから強制収容所送りに。途中の列車で一命を賭けて幼い息子を線路に置き去りにした後、離れ離れに収容されて夫のシモンはガス室送りとなってしまう。赤ん坊は通りすがりの男に拾われ、教会に預けられた。占領軍としてフランスに滞在したカールはフランス人の歌姫エブリーヌと出会い、エブリーヌは妊娠する。グレンは戦場でも音楽での慰問を行っていた。 |
昼食風景-1
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昼食風景-2
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ゴーストバスターズ予告
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オッペンハイマー予告
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陰陽師 予告
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終戦後、タチアナは再婚してバレエ教室を営みつつ、息子にバレエ教育を施す。フランスで捕虜となっていたカールはドイツに送還されるが、ベルリンは空爆され息子は死亡していた。グレンは開放されたパリの広場で音楽を演奏し、のちにアメリカに凱旋して仲間と家族に暖かく迎えられる。その反面、広場で踊りに興じる人々の中にいたエブリーヌは「ドイツ人と寝た女」として迫害・放逐され、傷心して故郷に帰る。アンヌは強制収容所から生還し、悄然と暮らすもやがて昔のキャバレーの仲間と出会い、生活のために音楽活動を再開、その傍ら赤ん坊を降ろした駅の周辺で聞き込みを行い、行方を探すのだった。
ようやく戦争の傷も癒え、世界が復興に向けて明るさを取り戻した1960年代、それぞれの物語も次の世代に引き継がれていく。(以下省略)
そして1981年、赤十字とユニセフの主催するチャリティーコンサートがパリで開催された。演目はラヴェルの「ボレロ」。公演の告知をエディットが読み上げ、タチアナの息子・セルゲイがバレエを踊り、カールが楽団を指揮する。グレンの娘・サラがメロディを歌う、その圧巻の公演の様子を会場で、そして世界各国で、関係者みながそれぞれの思いを胸に見つめるのであった。
※ 第34回カンヌ国際映画祭で高等技術委員会賞を受賞している。
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